全国競輪場の「軽い」「重い」を「最終周回タイム」で数値化!【The Data Track】

【最終周回タイム】タイムの速い順に掲載
今回3回目となる『The Data Track』は競輪ファンなら誰もが気になるバンクの「軽い」「重い」を数値化してみるチャレンジです。ラスト1周のタイム「最終回周回タイム」が審判によって計測されており、このデータを活用して時計が出やすいのか、出にくいのかの傾向を見ていきたいと思います。
【2026/3/8追記】3/4のアップデートで結果ページに「最終周回タイム」が全レース表示されるようになりました!

JHの記載も追加されていますよ
バンクの軽さ重さを数値化
レース終盤のペース・スピードを全体的に捉えられる「最終周回タイム」は、展開に左右されやすい上がりタイムよりもバンクの傾向を見るには向いていると考えられます。ここからバンクごとの平均を出せば「軽い」「重い」を数値的に見ることができるでしょう。さっそく計算してみました。
集計期間は4ギヤ規制の始まった2014年1月1日から2025年12月31日までの全レースとしています。周長が400以外の競輪場は400mでのタイムに換算。また、熊本は400バンクになってからのデータのみ集計しましたのでレース数が非常に少ないこともあり、参考程度としてください。(千葉は500バンク時代のデータのみ)
その結果がこちらです。

【最終周回タイム】タイムの速い順に掲載
やはり速いのはドーム
最速を叩き出したのはやはりドームの2場でした。風の影響を受けない小倉と前橋の2場だけは最終周回タイムが平均23秒台と分かりやすい数値になっていますね。(前橋は換算値)
岸和田の24.12が屋外バンクの最速平均タイム、続いて名古屋、福井、青森、弥彦、久留米までが24.2秒以内で続いています。これらの競輪場は「軽い」バンクだと言っても差し支えないのではないでしょうか。
ちなみに全場平均は24.31秒となりました。当然ではありますが、この平均付近には多くの競輪場が並んでいます。
400バンクでは立川、豊橋、別府が時計のかかる「重い」バンクとなっています。いずれの場も特に冬になると強烈に時計が落ちるため、時計の比較には特に注意したいですし、トップスピードが多少落ちても地脚のあるタイプや追込型が活躍できそうな条件となっています。
500バンクが遅い理由

【最終周回タイム】タイムの速い順に掲載
ちなみに時計のかかるバンクには500バンクがずらりと並んでいます。しかしこれは注意。500バンクでは実際の1周走行距離が長いものを400相当に換算していますし、チャレンジやガールズなど、仕掛けが残り1周を過ぎてからペースが上がるレースが多いため、平均を落としているといえるでしょう。
ですので、500バンクのなかだけで考えれば、大宮・宇都宮は「軽い」、高知が「重い」という分類でよいのではないでしょうか。
ただし、高知の時計がかかる理由はそもそもコーナーが大きく直線の短い特殊なコース形状にも依る部分が大きいですし、そもそも千葉が250となって3場しかないサンプルのなかでは判断が難しいともいえます。
333は極端な傾向に……
意外だったのは333バンクが多数「重い」ランキングに入っていることです。
ですが、これも考えられる理由があります。それは短走路ゆえに早めの赤板周回でスピードが上がり、ラスト一周ではスピードが落ちていることが考えられるからです。
それを加味しても前橋の「軽さ」が目立ちますし、全国平均並となっている富山も屋外としては「軽い」バンクだといえるでしょう。
一方で松戸がかなり「重い」値になってますが、これは先程500バンクで高知の時計がかかっている理由と近く、松戸もコーナーが大きく直線が短いため、1周での時計となると不利になる部分が影響していそうですので注意ですね。
あなたのホームバンクはどの位置にいますか? そして実際の印象と合っていましたか?