2025年「競輪最速レース」はこれだ!【The Data Track】
年の瀬です。広島記念も終わり、今年のグレードレースはグランプリシリーズ中のヤング・ガールズ・KEIRINグランプリの3レースのみとなりました。そこで今回「あす勝ち!編集部」では、2025年を振り返る1つの切り口として、今年のS級戦で「残り1周が一番速かったレース」をランキング形式にてお伝えします!
爆速の最終周回レースたち
速かったレースを決める方法として、今回は「最終周回タイム」を使用しました。最終周回タイムは公式に審判で記録されているタイムですので、これを使えば、最終ホームからゴールまでのタイム、つまり「残り1周が一番速かったレース」がわかります。
こちらが2025年、S級で最終周回が速かったレースです! (400バンク以外の競輪場は400mに換算した値で比較しています。)

2025年S級男子の最終周回タイムランキング
※集計期間・対象:2025年1月1日から2025年12月23日までのS級全レース
半周平均時速70kmを達成した深谷知広
今年No.1の爆速レースは名古屋ダービーの5月1日7R二次予選で記録された21.4秒でした。
ゴールまで一切スピードが落ちないレースの内容は、石原颯選手先行の構えから深谷知広選手が赤板2センターから猛然と巻き返してのもがき合い。そこから深谷選手が2角で叩き切るも後ろは離れ、石原選手が嵌ってゴール寸前抜き返したというものでした。
僅差の2着となった深谷選手の上がりは11.1、ホーム通過時点での深谷選手の位置は石原選手の1車身後ろだったので、深谷選手のホーム=バック間推定タイムはこうなります。
21.4ー11.1ー0.1=10.2
なんと驚愕の10.2秒! 平均時速は約70.6km/hです! 競輪の瞬間最高速度は70kmを超えるとはよく言われます。が、スピードの乗りにくいコーナー入口も含んでの平均時速70km、というは別格といえるのではないでしょうか。
F1開催唯一のランクイン・スピード光る黒瀬浩太郎
ところで改めてランキングを見ると、グレードレースが並ぶなかで唯一、F1開催がありました。21.7秒で四日市F1・8月6日10R準決勝が4位タイでランクインしています。
このレースでは赤板2センター6番手から黒瀬浩太郎選手が強烈カマシを打っての逃げ切り勝ちでした。ホームではほぼ先頭と並んでいたので、黒瀬選手自身の1周タイムもほぼ同じと考えてよいでしょう。
直近の広島記念では末を欠いたレースもあり、1周以上の航続距離面で課題がありそうですが、持っているスピードに関しては一級品の素質があります。ヤンググランプリにも出場する黒瀬浩太郎選手。今後、このスピードを活かせるようになれば、さらに活躍が期待できそうです。