【奈良記念前検日・注目選手ピックアップ】新S班・阿部拓真がいよいよ2026年初戦を迎える

2月5日から、奈良競輪場で開設75周年記念『春日賞争覇戦』が幕を開ける。今年から新しくS班となった阿部拓真が今シリーズより始動。地元勢は、本大会3度の優勝実績を誇る三谷竜生と、その兄・将太が揃って参戦し、シリーズを盛り上げる。
地元記念初参戦の田中大我『いけるところまで勝ち上がっていきたい』
地元のトップバッターを務めるのは、6レースに登場する田中大我。これまでワンツー実績ある松村友和とともに別線攻略を目指す。

調子を上げて地元記念に挑む田中大我
前回の岐阜は初日こそ失敗したものの、2,3日目を連勝。昨年末から着実に調子を上げてきており、近況は力強い走りで白星を量産している。
「調子はいい方だと思っています。奈良記念を走るのは初めてなので、新鮮な気持ちですね。石垣島に支部合宿で行っていい練習が積めましたし、疲れも抜いてきました。奈良は得意とは思ってないけど、成績はかなりいいですね。力を出し切って、いけるところまで勝ち上がっていきたい」
当所好相性の谷内健太『いろんなパターンで先行できるように』
10レースに登場する谷内健太は、昨年8月に特別昇級を果たした期待の新鋭。持ち味の地脚を生かして奮闘中だ。当所は、昨年9月に行われた平安賞in奈良で逃げ切りを連発し、準決勝まで勝ち上がっている相性の良いバンク。今シリーズも期待が膨らむばかりだ。

新進気鋭の谷内健太、近畿勢に勢いをもたらせるか?
「平安賞で準決勝まで勝ち上がれたのは、ラインに支えられてこその結果。もっといいレースをしていけるようにしたいですね。前回の大垣の2日目に落車をして、左肩の打撲がひどかったので1本休みました。フレームは無事だったので、体のケアをしながらしっかりと練習はやってきました。今はいろんなパターンで先行できるように…と考えています。今年の目標は、ヤンググランプリ出場とG1にも出てみたい。でも、まずF1で優勝できるようにならないと。しっかりと力をつけながらやっていきたいです」
S班として今年初戦に挑む阿部拓真『ここから成長していく姿を見せていけたら』
初日特選に登場する阿部拓真は、昨年11月の競輪祭で初GⅠタイトルを掴み、続くKEIRINグランプリでは準優勝と、一躍時の人となった。ここは同県の菅田壱道、東日本でいえば松井宏佑がおり、S班として挑む初戦の動向に注目が集まったが、その中で自ら動くことを決断した。
「(1月はあっせんしない処置で走れなかったため)ここまで長かったですね。早く走りたかったです。(初日特選は)自分一人だったらまた別の選択があったと思いますが、菅田さんクラスの自力型の前で、自分に何ができるかわからないですけど、『前で頑張りたい』という気持ちを伝えました」

同県の先輩・菅田壱道の前で戦う、新S班・阿部拓真の今年初戦
S班として、今まで味わったことのないプレッシャーがかかる戦いとなる。だが、阿部は決して背伸びはしない。等身大で飾らぬ想いと走りをファンに届ける。
「S班ということだったり、競走得点を見て期待されると思うんですけど・・・今の自分はシンプルに脚力が足りないと思っている。自分はS班として強いレースを見せるというよりも、ここからS班として成長していく姿を見せていけたらいいな、と思っています。ここからですね。1か月間、色々考えることも多かったですが、いわき平に行ったり、地元でしっかりと練習はできました」
ファンも、本人も待ちわびていた、S班としての戦いがいよいよ始まる。