支部長を引き継ぎ、万感の想いで迎える地元G1へ……時松正・熊本支部長インタビュー【熊本・全日本選抜競輪G1】

多忙な支部長業務と並行しながら今年は予選突破率80%と競走も健在・時松正選手
20日(金)に開幕する競輪界2026年初のGI・全日本選抜競輪が、震災復興後の初G1開催となる熊本で開催されます。そんな熊本の選手会は今年から支部長が交代されています。
そこで今回は、新支部長・時松正選手に熊本競輪場・熊本の選手・今開催への想いなど、いろいろとお伺いさせていただきました。
前支部長・西島貢司とともに熊本競輪再開へ奮闘した日々
――熊本震災からここまでを振り返ってみていかがですか?
「(震災から)今年で10年目ですかね。最初の5年は(熊本競輪場が)どうなるのかわからなったし、きつかった。(当時の支部長の)西島(貢司)さんを筆頭に、本当に選手みんなが頑張ってきたと思います」
――西島貢司選手から支部長を引き継ぐかたちになりましたが、そのあたりの心境は?
「1月15日付で支部長になりました。(引退になった)西島さんから『ごめんダメだった』と言われた時はグッときましたね。
ここまで頑張ってこられたのは見ていましたし、自分も副支部長としてサポートをさせていただき、一緒に頑張っていきたいという気持ちがありました……」
嘉永泰斗の初タイトル 勢い乗る熊本勢について
――熊本勢からは中川誠一郎選手以来となる6年ぶりのタイトルホルダーが誕生しました。
「熊本競輪が再開した一発目の開催は嘉永と誠一郎が一緒の開催だったんです。その時は誠一郎が復興のシンボルという感じがあったけど勝ち上がれなかった。
結果は嘉永が優勝して、嘉永自身も(中川誠一郎選手の分までという)思いはあったんだと思います」

多忙な支部長業務と並行しながら今年は予選突破率80%と競走も健在・時松正選手
――その後、昨年の寛仁親王牌で嘉永泰斗選手が優勝しました。
「嘉永は苦しんでいる時期もあったし、(中川の次にタイトルを獲るのは)自分だという気持ちはあったと思います。精一杯、やっている姿は見ていましたから。
実際にGIを獲った時はすごいなと思ったし、感動もしました。(タイトルを獲って地元GⅠを迎えることは)ストーリー的にも出来すぎですね」
全日本選抜では感謝の気持ちとアピールをしたい
――現在の熊本競輪場はどうなっていますか?
「(昨年の)10月から12月まではバンク改修をしていました。詳しくはわからないんですが、バンクの成分で鉄分が浮いてきてしまい、筋みたいなのが出てきてしまったんです。
走る分には問題ないのですが、早めに対処した方がいいということと、GIが控えているということもあり、そうなったみたいです。1月からはバンク練習ができるようになり若手も喜んでいます」
――熊本競輪場でのGI・全日本選抜競輪に向けて、お気持ちを教えてください。
「熊本競輪場が再開できたことは良かったと思いますが、そこ(全日本選抜競輪)までがセットだと考えています。
今は支部長交代の手続きでバタバタしていますが、まずはしっかりと無事に開催を終えられるように、頑張っていきたいと思います。
再開できた感謝の気持ちと、新しくなった熊本競輪場のアピールをしていけたらと思っています」