競輪予想はJ(ジャン)で深くなる。ロング先行だけじゃない、Jが持つ「もう一つの顔」

Betimoアプリのカスタム項目にはJ(ジャン)とJ率があります。
競輪新聞でも「赤競」などの一部の新聞でJは記載されていますが、近年の競輪情報では以前ほど一般的ではなくなってしまっています。
ですが、J=「残り1周半の先頭通過情報」は、H(ホーム)やB(バック)の情報とはまた違った、大切な意味が含まれています。改めてJの大切さを知って、予想に活用してみていただきたい。
Jの「もう一つの顔」それは「切る」
Jといえば「長距離先行」をする選手に多くつく印象がありますね。残り1周半より前から先頭で先行していれば、自然とJ数は増えていくことになるのはイメージしやすいでしょう。
しかし、Jが増える要因がもう一つあるのです。それは、「切る」という動きです。
切るタイプの選手が狙っている動きは
押さえたり叩いたりしてくるラインの中団や番手などの好位を狙うために、赤板ホーム(残り2周地点)などで先に一旦先頭に出る動きを「切る」といいます。
HBの数よりもJが多い選手は「切る」タイプであるという可能性を読み取れます。こういった選手が中団や番手などを狙うかもしれない、という展開を想定してみるとよいかもしれません。
【切るタイプの特徴】
SJHBのうちJ数が他と比べて多い
前受けから引くタイプはSとJをチェック
さらには周回中は前待ちから、引いて好位を狙うタイプもいます。このタイプの選手ですと、HBと比べてSとJが多くなります。>この作戦が決まると、切る場合よりも脚力を使わずに好位を確保できることになります。
ですが別線が押さえに来ない、つまり誰も動きがない展開になると、持久力に見合わず長距離を「逃がされ」る形となってしまいます。まさに一長一短の作戦ともいえます。
【前受け引きタイプの特徴】
SJHBのうちS数とJ数が他と比べて多い
もちろん長距離砲はJHB全部が多い!
徹底先行、長距離先行タイプは当然ながらJHB全ての数字が多くなります。さらにSもある程度多いと前受け突っ張り2周先行も厭(いと)わないレースをする傾向が読み取れるわけです。
将来を見据えて逃げる若手選手の傾向
また、JHが多くてBで少し数が減る選手を一部見ることがあるでしょう。S級の下位で若手の自力選手にたまに見受けられます。
成長途上でB前に捲くられてしまうものの、常に逃げる姿勢を見せているからこそ、JHと比べてB数が減っているケースです。
たとえば下記画像のように、残り半周の時点で捲られるなど、先行選手にBが付かないケースもあります。

残り半周の時点で先行した選手が先頭ではないケースもある
しかし、展開を作る、将来を見据えている自力若手選手に見られる数字の傾向で、応援したくなるタイプですね。
SJHBの意味をおさらい
- S(スタンディング):スタート直後に前へ出て先頭誘導員の後ろを取った回数。
- J(ジャン):残り1周半のバック線を先頭で通過した回数。
- H(ホーム):残り1周のホーム線を先頭で通過した回数。
- B(バック):残り半周のバック線を先頭で通過した回数。
※Betimo掲載の値は直近4か月のものです。
Jで「航続距離」と「切る」が見えてくる
おさらいしますと、J数でわかるのは、J前から先行している先行実績はもちろん、一旦レースを自ら動かす選手にも気付けることです。
大半のレースでは誘導員が外れる前後から動きが始まっています。Jを知り、予想に活用すれば競輪をさらに楽しめますよ。