【名古屋G3 決勝レポート】北井佑季が復活のV!強烈まくりで別線を蹴散らし2度目のG3制覇!

4月26日に名古屋競輪場で『第2回愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会協賛競輪』(G3)の最終日が開催された。
激戦となった決勝戦は、北井佑季が後方から豪快にまくって、後続を5車身突き放す圧勝劇。タイトルホルダーの底力を示し、2023年9月の京都向日町記念以来となる、通算2度目のG3制覇を達成した。
力の違いを示す豪快な一撃
レースは西田優大-木村隆弘の中四国勢が前受けし、北井佑季は前中団からレースを進める。後ろ攻めとなった小畑勝広は、赤板手前から上昇を開始し、北井にフタをしながら赤板2コーナーで先頭に立つ。後方となった纐纈洸翔が打鐘で巻き返し、小畑が波を作りながら先行。最終ホームでは、4番手から発進した西田が纐纈と志村龍己に挟まれる形になり落車。落車を避けた木村がそのまま纐纈の内まで行き4番手で併走となると、最終2コーナーから北井が一気にスパート。番手の永澤剛は千切れたものの、そのまま加速した北井が後続を突き放し、先頭でゴール線を駆け抜けた。
「(永澤の)2番車は意外とスタートが難しいので、取れた位置からと思っていましたが、細切れなので後ろ以外でと。小畑君がジャンで出て、(自分の)後ろにいた纐纈君がどうするのかでした。纐纈君が前に出るなら、すかさず仕掛ける準備はしていました。関東勢はラインが長かったですし、小畑君は積極的なので、小畑君が先行するかなとみていました。(最終ホームの)落車は落ち着いて見られていました。驚かずに対応できました。そこからも落ち着いて仕掛けられました。ホームが向かい風で、バックが追い風で、自分は後ろで風を受けず、うまくまくれたかなと思います。タイミングはよかったと思います。落車のあとに隊列が短くなって、纐纈君を乗り越えたところでいけるかなって思いました」

不屈の闘志で約3年ぶりとなるG3制覇
今回は追加での久々のG3参戦となったが、しっかり気持ちを入れて臨んだ4日間。一次予選ではよもや3着スタートとなるなか、確かな手応えに確信を持ち、二次予選からは3連勝で頂点まで登りつめた。
「前検日の3日前だったと思うんですけど、気持ちと体の準備はできました。4日間、走って、日に日に良くなっていきました。疲労感が抜けていく感じがありましたね。S級に上がって、G3のあっ旋がどのタイミングでくるのかわからなかったですけど、(G3に出走できれば)チャンスはあるかなと。(G3での優勝を)目標にしていたので、慢心ではないですけど、チャンスがあれば、獲れるとは思っていました」
ドーピング違反により、2025年2月から約1年間の出場停止。S級S班の称号も剥奪となり、A級戦からの再スタートと大きな代償を払った。それでも不屈の闘志でカムバックを果たし、主戦場であるG1タイトル獲得へ向けて、再び歩みを始める。

競輪祭の出場権利を獲得し、再びG1の舞台へ
「復帰戦と停止期間前を比べられないですけど、自分のなかで何かが変わったこともないのかなと。脚力に関しては多少上がったかなって思います。今年出られる(G1)のが競輪祭しかチャンスがなかった。そういうのもありながら、G3で結果を残したいなと。特別意識していたわけではないですけど。これで(競輪祭の権利を)取れたのならうれしい」