【平塚・日本選手権競輪 前検レポート】優勝賞金1億円、競輪界最高峰のG1が開幕!緊張感漂う検車場の様子は……

5月1日から『第80回日本選手権競輪』(通称:ダービー)が開幕する。平塚競輪場を舞台に行われる今年のダービーは、G1史上初となる優勝賞金1億円超をかけた戦いに。6日間の長丁場へ向かうトップレーサーたちが、前検日となる4月30日に集結した。
いざ、地元ダービーへ!郡司浩平はグランプリ以来の栄冠を狙う
地元ファンの目の前での歓喜の瞬間。昨年のグランプリで美酒を味わってから約5カ月、郡司浩平が平塚バンクに舞い戻ってきた。ただ、今年はいまだ優勝がなく、前走のウィナーズカップでは準決勝敗退。郡司にとっては納得のいかない戦いが続いている。
直前の伊東記念、西武園記念を欠場して迎える大一番だが、郡司は「不安なところはない」と言い切った。

地元での大一番へ、全てを整えてきた郡司浩平
「西武園記念は走る予定だったけど、直前に体調を崩してしまった。そこから体を整えて再スタートっていう感じで練習をしました。1、2週間くらいですかね。いい状態だと思います。(ウィナーズカップは)パッとしない感じで、仕掛けも難しかった。直前の感じは戻っていたので、不安なところはないです」
初日の特別選抜予選11Rは、同期同県の和田真久留と、昨年S班として共に戦った岩本俊介との3車ライン。「任せてもらえたので先頭で自力」と、今度は仲間を背負って自力勝負に出る。
ワールドカップ銅メダルの中野慎詞がG1参戦「自信を持って走りたい」
ナショナルチームに所属する中野慎詞は、4月17日に香港で開幕した2026ワールドカップ第2戦に参加。世界の強豪がひしめくなか、ケイリンで銅メダルを獲得した。
「(競技では)いい成績を残していなかったのでピンチでした。けど、世界選手権で走るようなメンバーのなかで成績が出せたし、自信につながりました。こっち(競輪)にもいい流れを持っていきたいですし、自信を持って走りたい」
本業の競輪は、2月の全日本選抜競輪以来の参加となる。直前には、北日本地区選手と共に合宿を行い、鉄フレームとの感覚をすり合わせた。

W杯のケイリンで銅メダルを獲得した中野慎詞
「香港から帰ってきて、いわき平での合宿が22日~25日まであった。そこで鉄のフレームに乗っていました。いつもよりフレームの(感覚の)違いは、ないのかなと思います。一戦、一戦頑張って勝ち上がっていけるようにしたい」
初戦は初日10R。佐藤慎太郎、和田圭との盤石のラインで、初日から世界レベルのスピードを見せつける。
四国の若き大砲・石原颯は自信のコメント「練習の数値がいい感じ」
高松記念in小松島で、自身初の記念制覇を4連勝で達成。石原颯は着実に戦うステージを上げている。今年最初のG1全日本選抜競輪では、勝ち上がりこそ二次予選までだったが、最終的に3勝をマーク。ウィナーズカップでの落車が心配されたが、今節の状態面に関しては自信のコメントを残した。

石原颯がG1でも旋風を巻き起こす
「防府(ウィナーズカップ)の落車は大丈夫だったけど、間隔が詰まっていたのもあって2場所欠場してから富山を走りました。富山は寺崎(浩平)さんのフレームを借りたけど、重かった。ウィナーズの落車でいままで使っていたフレームを修正に出して、戻ってきたのでそれを使います。自分の課題は組み立てですね。練習の数値はいい感じでした。腹筋を使って踏む方法に変えたらいいです」
使い慣れたフレームが手元に戻り、体の調子も上向き。2年連続S級最多勝に輝いた若き大砲が、今度はG1で結果を残す。