【松阪G3 初日レポート】児玉碧衣は人気に応える逃げ切り!S級初日特選は岩谷拓磨がまくりで制し波乱演出!

5月9日、松阪競輪場でナイターG3『Aquarids Cup(アクアリッズカップ)』の初日が開催された。ガールズは地元の竹野百香が落車失格により戦線離脱となり、児玉碧衣の1強ムードに。S級は初日特選を制した岩谷拓磨を筆頭に、九州勢の活躍が目立つ一日となった。
児玉碧衣が力の違いを示す逃走劇
初日は強風が吹き荒れるバンクコンディション。そんななか、3Rに登場した児玉碧衣は、強い気持ちを持って打鐘4角からのロングスパートを敢行。後位に飛び付いた當銘沙恵美を一切寄せ付けずに後続を完封した。
「風がすごい強くてきついと思ったけど、腹をくくって行くしかないなと。ここで半周勝負をしてもG1じゃ通用しないし、道中で気合いを入れ直した。ペースに入れてゴール前までスピードを上げる踏み方だったけど、風のせいか思いのほか踏み上がらなかったので、そこは修正したい」

G1を見据えて上昇を図る児玉碧衣
G1を見据えて試行錯誤を重ねている児玉。絶対女王・佐藤水菜のアドバイスを元にさらなる上昇を図る。
「今回からセッティングを変えて、シューズも前々回の奈良から新しい物にして今回で3場所目。まだ硬い感じはするけど、前回のG1でサトミナ(佐藤水菜)に慣れるまで1、2カ月はかかると言われたので、今はそれを信じてやっている」
原井博斗が好ブロック2連発で白星発進
9Rには佐藤壮志-原井博斗の九州コンビが登場。佐藤が積極策に出ると、番手の原井が3番手からまくってきた野中龍之介を厳しいブロックでシャットアウト。第二波の板垣昴も原井がきっちり止めると、最後は佐藤を差し切って九州ワンツーを決めた。
追い込みのお手本、とも言えるようなレースを披露した原井は「(佐藤が)行くところでしっかり行ってくれたので、自分もしっかり仕事をしようと。(野中の)巻き返しが早かったので、焦ってブロックに行ってしまった。今までだったら(板垣をブロックした)2回目の動きができなかったけど体が動いてくれた。最後もしっかり追い込んで1着を取れたので良かった」とレースを振り返った。

キャリアハイで充実期を迎える原井博斗
前検日には「ここ2年ぐらいは大怪我をせずに走れていて、コンスタントに練習できている。それが成績の上昇の要因です」と語っており、現在の競走得点106点台はキャリアハイ。「仕事をすると思ってもらえるようになればうれしいです」としっかり番手の技量を磨き、これからも追い込みとしての地位を上げていく。
岩谷拓磨が大外まくり一閃で混戦断ち
12Rに行われたS級初日特選は、シリーズリーダーの木村皆斗が人気を集めたが、結果はスピードに自信を持つ岩谷拓磨がまくり一閃。外枠の不利がありながらも「嶋田さんがスタートで前を取ってくれたおかげ」と、前受けからレースを進めたことが功を奏した。

持ち味のスピードを発揮して不安を払しょくした岩谷拓磨
「カマシやまくりが得意なので、スピードに乗せてしまえばいい展開かなと思っていた。脚は問題ないかな。加速は上々でまくり切れると思ったし、伸び切って捕らえられる感じがありました」
戦前は、函館を走って風邪をひき、黄砂で鼻と喉をやられたと語っていたが、終わってみればそんなことはみじんも感じさせない走りで不安を払しょく。二次予選は近況好調で仕事シッカリの原井博斗との連係。好調福岡コンビの走りに引き続き注目だ。