【久留米記念 初日レポート】6選手が1着ゴールの九州勢が躍動!初日特選は山崎賢人が制す!

6月4日に久留米競輪開設77周年記念『第32回中野カップレース』の初日が開催された。
当地は本日から梅雨入り。一日を通して雨天での開催となったが、レースは熱戦が繰り広げられた。一次予選から九州勢が流れを作り、メインカードの初日特選では、自力に転じた山崎賢人が1着で締めくくった。
東矢圭吾が快速カマシで別線を完封
5Rに登場した熊本の東矢圭吾は、菅原大也との踏み合いを制し逃げ切り勝利。久留米競輪場がホームバンクの田中誠とワンツーを決め、しっかりと人気に応えてみせた。
「今日は踏み合う覚悟でした。スピードが合ってしまったし、(田中)誠さんに助けてもらいました。3人(3番手に那須久幸)で決められなかったのは反省ですけど、まずはワンツーで良かった」

東矢圭吾は「踏み合う覚悟だった」と強い気持ちでレースを支配
持ち味のトップスピードに加えて、強靭な粘り脚も披露。万全な状態にも見えるが、本人は更なる上積みに余念はない。
「バックで少し踏み過ぎてしまった感じがある。後半も状態が浮いてしまう感じだったので、そこを修正できれば更に良くなると思います」
地元の北津留翼が初日の上り一番時計を記録。
8R。打鐘で後方に置かれた北津留翼だったが、最終3コーナーから踏み込むと、大外から前団を乗り越えて一蹴。地元記念で白星スタートを決めたが、本人は組み立てに納得していない様子。
「本当は叩かないといけなかった。トントンといければラインで決まったと思うけど、立ち遅れてしまって。ホームも詰まったけど、見送ってしまって……。レース内容としては全然ダメでした」

屈指のスピードを誇る北津留翼
二次予選では、福岡の後輩である阿部英斗の番手回り。2度目の連係となるが、その前回は優勝を飾っており相性は抜群。展開次第では連勝も十分見えてくる。
「初日は終わったと思ったけど、追いつけたし悪くないと思う。(阿部には)好きなように走ってもらって、自分はしっかり付いていけるように」
自力に転じてリカバリーした山崎賢人が初日特選を制す
12Rに行われた初日特選は、打鐘から新山響平が主導権をつかむ。それを受けた嘉永泰斗が中団をキープするも、その内に潜った単騎の鈴木玄人が九州勢を分断。嘉永の番手を回っていた山崎賢人が離れてしまうと、3番手の山田庸平は嘉永の後ろへスイッチ。分断策に出た鈴木が山田の後ろにはまると、山崎は鈴木の後ろを強いられた。
そのままレースは最終周回へ。風を切った新山のカカリは良く、そこに追走した郡司浩平が3番手から最終2センターで仕掛けを試みるも進みはひと息。北勢の一騎打ちになるかと思われたが、最後の最後で自力に転じた山崎賢人が直線で強襲した。
「外を警戒していたら、ちょうど鈴木(玄人)君にこられてしまった。対応が悪かったです。僕がまだまだでした。申し訳なかった。今日みたいな失敗を次にしないように」

山崎賢人は2024年の当大会を制している
二次予選では本業の自力戦となり、上回るスピードで別線に大きく立ちはだかる。
「伸びている感じはあったので、状態は悪くないと思います。出し切るレースをしてラインで決めたいですね」