【久留米記念 準決レポート】決勝は北日本が3車結束!地元地区の嘉永や単騎勢も優勝圏内で、激しいV争いに……

6月6日、久留米競輪開設77周年記念『第32回中野カップレース』の3日目が開催された。
準決勝では、各レースでS級S班が力を誇示して順当に決勝進出。最終日は12Rの決勝戦をメインに、9RにはレインボーカップA級ファイナルも行われる。
新山響平が真骨頂の先行策で別線を完封
準決勝10R。新山響平が前からの突っ張り先行でレースを支配。山崎賢人の巻き返しを許さず、阿部拓真との北日本ワンツーを決めた。
「最高の初手の並びでした。かなりギリギリまで引っ張ってから駆けました。あんまり早く駆けてしまうと、まくられちゃうので。自転車は今日の朝にサドル周りとハンドルをいじって、ちょっと良かったですね」

輪界屈指の先行力を披露し決勝入りの新山響平
決勝戦では小堀敢太が北日本の先頭となり、3番手を阿部拓真が固めて前後充実の布陣。小堀次第で今年2度目の記念制覇も視野に入る。
「小堀君とは2回目の連係。前回連係した時は組み立てが甘い部分もありましたけど、今はいいレースをしているし頼もしいですね。自分の調子も上向きですし、頑張りたいですね」
地元の九州勢がラインの結束力を披露。 嘉永泰斗が番手まくりで決勝進出
続く11Rでは、九州ラインの先頭を託された阿部英斗が、赤板からハイペースで主導権をつかむ。最終ホームから巻き返した菊池岳仁に屈したものの、自力に転じた嘉永泰斗が前団をのみ込み山田庸平と連独占を決めた。
「(阿部英斗の)好きなように走ってもらいました。付いていて、気迫が伝わってきました。阿部君が赤板からけっこう踏んでいたし、菊池(岳仁)君が行きやすくはなったと思う。ただ、踏んでくれたのでスイッチはしやすかったです」

嘉永泰斗は尻上がりに調子を上げている
決勝戦は山田庸平とタッグを組み、地元九州地区の牙城を守るべく、別線と真っ向勝負を挑む。
「準決勝のバックでのスピードの乗りは、ここ最近の中でも一番良かったですね。セッティングはもう少し修正してみます。しっかり優勝を狙って頑張ります」
レインボーカップA級ファイナルは関東勢に注目
決勝戦の前(9R)に、A級の頂上決戦となるレインボーカップが行われる。S級への特別昇級を懸けて熱戦が繰り広げられるが、すでに来期のS級入りを決めている永井哉多に迷いはなさそうだ。
「以前、小倉で滝本さんと連係して、その時は滝本さんが逃げて優勝できた。その時と入れ替えで、今回は自分が前で。直前はいい乗り方になってきました」
永井の番手回りとなった滝本幸正だが、来期は現状A級となっており、ここで3着までに入ってS級への特別昇級を決めたいところ。

結束する関東勢が一緒に写真撮影(左・永井哉多、右・滝本幸正)
「久々のレースですね。2場所連続優勝は展開が良かったので。S級(特別昇級)はできたらいいなって思っています。状態は悪くないです。人の後ろは何回かあるけど、まず走ってみてですね」