【武雄記念 決勝レポート】眞杉匠が今年初Vで、いざ大一番のダービーへ!「佐々木さんに助けられた」

武雄競輪開設76周年記念『大楠賞争奪戦』の決勝戦が4月21日に行われた。
赤板から各ラインの意地がぶつかり合う、激しいレースを制したのは眞杉匠。昨年8月西武園記念以来となる、通算6度目のG3優勝となった。
赤板からの激しい攻防にまさかの不覚「あそこは強烈だった」
後方の谷内健太が切りに動き、それに合わせるように中団の佐々木悠葵も動き出す。すると、前受けの嘉永泰斗も誘導との車間を切って迎撃態勢。赤板ホーム、誘導退避のタイミングで各ラインの自力選手が一斉にスパート。別線に挟まれて佐々木との連結を外してしまった眞杉は、この場面を「強烈だった」と振り返る。
「あそこ(赤板)は強烈だった。自力が3人並んでましたよね。全ラインが切りに行って、すごいダッシュだった」
それでも、そこからのリカバリーはさすがだった。瞬時の判断で外の南修二を弾くと、嘉永の後位に降りて4番手のポジションを確保。この動きで勝利への道筋が見えた。前の嘉永が最終ホーム手前から仕掛けていった動きを追いかけて、バックから番手まくり。続いた阿部力也を振り切って、ゴール線を一番に駆け抜けた。

追走していた阿部力也の追い込みを振り切り、先頭でゴール
「(南をさばいたのは)そこで誰かを追い上げさせたらダメなので。(佐々木と連結を外したが)あれ以上は、と。(ホームの動きは)連結を戻すかどうか、外から行くか内から行くかどっちかだった。けど、(嘉永が)ホームで行く感じだったので付いていった。アベリキ(阿部力也)さんが連結してくれているのがわかったので、そこを見ながら仕掛けていきました。1着でゴールした感じはあったけど、ハイペースで本当にすごかった」

ウィナーズカップ準Vもあったが、ここで嬉しい今年初優勝
試行錯誤のなかでの優勝。大一番に向けて沖縄合宿を敢行
佐々木との連結を外したことには「付いている以上は外しちゃダメ」と厳しいコメント。ただ、この失敗も関東ラインの厚みを増すための糧にする。
「(自力も人の後ろも)全部できるようにしたい。(関東の)みんなで交互にやれるようにしたい。同じことをやらないようにしたいです。去年(のサマーナイトフェスティバル)もだけど、佐々木さんに助けられた」

今シーズンは、初V23年以来のG1制覇に期待がかかる
今節は、二次予選と準決勝を先行で勝ち上がった。競走のなかでも、自身の進化を求めて試行錯誤を繰り返している。そのなかでつかんだ優勝は、次走の日本選手権競輪へ向けて最高の弾みとなった。大一番へ向けて、さらにもうひと仕上げを施していく。
「映像を見ながら乗り方の修正をやっていたけど、噛み合わなくて。昔のイメージを思い出してやってみたら、いい方向にいった。これを回数こなしてやっていくしかない。明日から合宿に行きます。(鈴木)竜二さんと、ヨシタク(吉田拓矢)と、沖縄で4泊。(日本選手権は)納得いくレースをして、結果が付いてくればいいですね」
昨年の日本選手権競輪は、吉田拓矢とのワンツーで自身は準V。今年も、関東一丸となってG1タイトルを獲りにいく。