【名古屋G3 初日レポート】実力伯仲のシリーズ!雨天の激戦もライン決着が目立つ一日に!

4月23日に名古屋競輪場で『第2回愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会協賛競輪』(G3)の初日が行われた。初日は一日中、雨天の中での開催となったが、12レース中11レースがラインでのワンツー決着。3連単の最高配当も7レースの10500円が最高で、堅い決着が目立つ一日となった。
林慶次郎が力強い捲りで格上撃破
今シリーズの開幕戦を制したのは林慶次郎。S級復帰を果たしたタイトルホルダーの北井佑季が人気を集めるなか、4番手を確保した林が3角まくりで一蹴。ジャイアントキリングを果たし、今シリーズへの弾みを付けた。
「ホームの踏み上げとか、以前戦った北井さんと同じで強烈な踏み上げだった。でもバックの踏み上げは甘くて、後ろに合わせてどこからでも行ける感じでした。特に修正点とかはないですね」

復調の兆しを見せる林慶次郎
昨年12月の平塚で落車し、その後は復帰に時間を要したが、3月の西武園G3からは動きも上向き上昇気配。前検日には「前回は番手を回った2日目以外の感触は良かった。初日も外併走の展開から1着が取れたし、脚の感じはいい」とデキの良さを実感しており、その動きがレースにも表れている。二次予選は堀江省吾や久田朔といった活きのいい若手が相手で、消耗戦があれば再度の一発も十分にありそうだ。
地元の吉田敏洋が貫禄差し
9Rには地元愛知の大御所・吉田敏洋が登場し、初連係の南部翔大の捲りを貫禄差し。レース後にはガッツポーズが飛び出すなど、吉田らしい気持ちのこもった走りで白星スタートを切った。
「(牧田悠生がカマしてきたが)南部が落ち着いて立て直してくれれば問題ないなと。休むことなく2コーナーから行ってくれて、後ろは付きやすかった。南部とは1カ月前ぐらいから連係することを想定していたし、ゴール前もそのイメージで呼吸を合わせて踏むことができた」

地元勢の発奮に期待する吉田敏洋
中部勢は若手の台頭が乏しく、長らく中部地区を第一線でけん引してきた吉田にとっては悔しい時期が続いている。「自分が主役じゃダメでしょ」と前検日に吉田が語ったその言葉に、その全てが詰まっている。
「今回は愛知勢が多いけど、豆鉄砲。優勝候補の一人や二人はいないとダメだし、もっと言えばこんな所ではなく、(ダービーに)出ていないとダメ。そういう所も含めて自分がアドバイスしていければ」
山岸佳太が絶好展開を生かし初日特選を制す
12Rに行われた初日特選は、シリーズリーダーの中釜章成と木村皆斗-山岸佳太の茨城コンビで人気を2分する形となったが、結果は打鐘前からのロングスパートを敢行した木村を山岸がゴール前で寸差し。絶好展開を生かした山岸が混戦を制した。
「木村皆斗君が脚を使って、位置を取って仕掛ける展開かなって想像していたんですけど、行きやすい形になりました。木村皆君の掛かり的に誰も仕掛けて来られないだろうなと思っていたので、バックで中釜君がまくってきたときは、これで来るんだと思いました。中釜君が仕掛けてきたので、車間を空けながら振ってと、対応できました」

さらなる上積みを図る山岸佳太
しっかり仕事をこなしてラインでのワンツー決着。好内容に見えた一戦だが、山岸自身はまだまだ納得のいかない様子で、さらなる上積みを求める。
「最後は(木村皆斗に)踏み直されましたね。強い後輩で頼もしいです。ハンドルを下げたんですけど、微調整しようと思います。抜きにいったときに思ったより抜けなかったので」