佐藤水菜が6連続G1制覇!無敵の“絶対女王”が大会連覇!【松戸オールガールズクラシック 決勝レポート】

ガールズケイリン、2026年一発目のG1『第4回オールガールズクラシック』は26日、最終日を迎え12Rで決勝が争われた。
断然人気を集めた“絶対女王”の佐藤水菜(神奈川・114期)が圧巻の逃げ切りで完全優勝。ガールズグランプリ2026出場権利と、優勝賞金1200万円を手にした。
オールガールズクラシックは昨年に続く連覇で、同大会は通算3回目の優勝。24年11月の競輪祭女子王座戦から6連続G1制覇となった。“サトミナ1強時代”を改めて印象づける圧勝劇だった。
ライバルたちを手玉に取る、次元が違う強さ
レースは鈴木奈央がSを決め、前から鈴木-柳原真緒-尾崎睦-児玉碧衣-佐藤水菜-太田りゆ-山原さくらの順で周回を重ねる。赤板1センターで尾崎が上昇し、その動きを追った児玉が打鐘で叩いて前へ。打鐘から山原が巻き返し4コーナーで児玉を叩きに行くが、その動きを追った佐藤が最終ホームでさらに叩いて先行。佐藤の後ろには太田が続いた。大きく車間が空いて児玉が3番手で追いかけ、4番手はインが山原、アウトが尾崎で併走になり、まくってくる選手はいない。スピードに乗った佐藤はゴール線に向かってさらに加速し、力強く逃げ切りV。佐藤をマークする形になった太田が1車身差の2着に続いた。

スピードの違いをまざまざと見せつけた
「(ゴールした瞬間は)うれしかったです。(ゴール後は左手でガッツポーズをしていたが)タイトルを獲れたときは、左手で頑張ってガッツポーズを。自分の決まりポーズみたいな。(レースは)誰が番手にいようが自分がやることは1つだった。本当は一人で仕掛けたかったんですけど、レースなので。あとはしっかりと自分で走り切ろうと思っていました。山原さんが行って、それに乗っかって仕掛けていきました。山原さんは先行意欲があるとわかっていたので、しっかりと山原さんと一緒に前に踏み込む気持ちで走りました」
初日のティアラカップと準決勝はどちらも上がり9秒5。男子のS級選手も顔負けの好タイムで脚力の違いを見せつけた。決勝の逃げ切りも圧巻のパフォーマンス。それでも満足しないのが絶対女王たるゆえんだ。
「結局、人のスピードをもらって行っちゃっている。自分で行けよなっていう話なんですけど。やっぱり一番目に動く、レースを動かしていくって格好いいじゃないですか。そういうレースを目指していきたい。格好いいレース、魅せるケイリンをしていきたいなって思っている。ちょっと考えが甘かったですよね、そういう点においては。勝ちにこだわることは絶対に大事なんですけど。気持ちが弱いので、Sから行きたいと思っていたんですけど、気持ちが弱かったので出られなかった。まだまだ気持ちが足りていなってすごく痛感しています。もっと、もっともっと高いレベルを目指していきたいです」

選手仲間に胴上げされて驚きの表情を見せる
今回は、香港で行われたトラックW杯から帰国してすぐの戦いだったが、疲れの色などはレースでみじんも見せなかった。昨年に続く2年連続での『グランプリスラム』の大偉業も、世界のサトミナならやってのけるかもしれない。次走のG1パールカップ(6月・岸和田競輪)も不動の主役だろう。
「(香港から中2日で)脚の疲労はピークなんですけど、一日一走というところが、自分には逆に日に日にいいパフォーマンスを出すための条件がそろっていた。デメリットとは思わずにしっかりプラスに考えて前向きな気持ちで走ることはできたと思います」

次走の岸和田パールカップも不動の主役だ
「国際競輪でヘティ(ファンデルワウ)とか(エレセ)アンドルーズとか来た時にみんなビックリすると思う。(このままでは)全然だめですね。2、3週間後にジャパントラックカップ1、2が控えているのでまずはそこに向けて。強いメンバーが来るという噂も耳にしているので、そこでしっかりと得られるものを得て。パールカップまで日数は少ないですけど、しっかりと気持ちを入れたまま頑張りたいです」